Dynamics 365 for Finance and Operations の本番環境を使用するユーザー数が増えた場合の注意事項

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こんにちは、Dynamics ERP サポートチームの福原です。
この記事では、 Dynamics 365 Finance and Operations の本番環境を使用するユーザー数が増えた場合の注意事項についてご案内致します。

本番環境を構築する際には、その時点での購入済みライセンス数、見込まれるトランザクション量をLCSのサブスクリプション試算(Subscription estimator)に登録することで、ライセンス数(ユーザー数)、トランザクション量に見合った本番環境のスペックがシステムにより決まり、そのスペックで本番環境は構築されます。

本番環境の構築後、追加のライセンスの購入等により、ライセンス数、見込まれるトランザクション量が増えましても、ライセンス数、見込まれるトランザクション量はサブスクリプション試算(Subscription estimator)に自動で反映されないものとなっておりますことをご注意して頂きますようお願い致します。
ユーザー数が増えた場合にはサブスクリプション試算(Subscription estimator)を再度登録して頂きますようお願い致します。
再度、LCSにてサブスクリプション試算(Subscription estimator)を登録して頂くことで、変更後のライセンス数、見込まれるトランザクション量に見合うスペックが再度決定され、場合によりましては本番環境のスペックが良くなることがございます。

サブスクリプション試算(Subscription estimator)のご利用手順につきましては以下の弊社公開資料をご確認頂きますようお願い致します。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/dynamics365/fin-ops-core/dev-itpro/lifecycle-services/subscription-estimator

スペックの変化の有無はサブスクリプション見積もりの結果によるものとなっており、スペックの変化が起こる場合には、環境の再起動が必要になりますので、パッケージを環境に適用頂くか、再起動依頼のお問合せを弊社までご起票頂けますと幸いです。
※尚、環境の詳細なスペックの情報につきましては、非公開情報となっておりますので、具体的にどの程度スペックが向上したのか、弊社から回答は致しかねます。


おわりに

以上、 Dynamics 365 Finance and Operations の本番環境を使用するユーザー数が増えた場合の注意事項についてご紹介させていただきました。

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。より詳細な情報が必要な場合は、弊社テクニカル サポート, アカウント マネージャー, ソリューション アーキテクト, FastTrack までお問い合わせください。