こんにちは、Dynamics ERP サポートチームです。
この記事では、Dynamics 365 Finance and Operations (D365FO) のアップデートに関する注意事項を紹介します。
更新履歴
2023 年 11 月 10 日 (金) : バージョンアップデートの頻度の変更について更新しました。
バージョンアップデートの頻度が、年 7 回から年 4 回に変更されます。連続で最大 1 つまでの更新を一時停止することができ、年に少なくとも 2 回バージョンアップデートを実施して頂く必要があります。
詳細は以下のドキュメントをご確認お願い致します。
What’s changing with the new release cadence?
「サービスアップデート自動適用の一時停止」の注意点
D365FO のサービスアップデートにつきまして、以下のドキュメントに記載されていますように、2024 年 4 月より連続で最大 1 つまでの更新を続けて一時停止することができます。
連続で 2 回以上の一時停止は、いかなる理由でも実施できませんのでご注意ください。
本番環境は、サービス終了する前にアップデートして頂くことで、常にサポートされている環境を維持頂きますようお願い致します。
「サービス終了」の期日
各サービスアップデートの「サービス終了」期日は以下のドキュメントでご確認頂けます。
サービス更新の可用性
サービス終了前にアップデートを適用するメリット
サービス終了前にアップデート頂くことで、常にサポートされている環境を維持でき、以下のようなメリットもございます。
- 問題発生時に調査及びトラブルシューティングを依頼可能です。
- Critical な問題が発見された場合、新しいサービスアップデートを適用することなく、Quality Update から修正を入手可能です。
「サービス終了」した環境の制約
「サービス終了」した環境では多くの制約が発生しますのでご注意ください。
- Microsoft は、サービスの終了に達しているバージョンに対して、修正プログラムをリリースしません。
- 3 つのサービス更新より古いバージョンで発生した問題の調査とトラブルシューティングを行いません。
- 以下の LCS 機能が使用不可となる可能性がございます。
- メンテナンス モードの有効化
- 環境または環境間でデータベースを移動するために提供されるすべての機能を使用する
- SQL Server データベースへのファイアウォール アクセスの有効化
- RSAT 証明書のダウンロード
- RSAT 証明書を再生成する
(参考URL)
サービスの終了にはどのような意味がありますか?
おわりに
以上、 Dynamics 365 Finance and Operations (D365FO) のアップデートに関する注意事項を紹介いたしました。
※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。より詳細な情報が必要な場合は、弊社テクニカル サポート, アカウント マネージャー, ソリューション アーキテクト, FastTrack までお問い合わせください。