こんにちは、Dynamics ERP サポートチームです。
この記事では、 Dynamics 365 Finance and Operations にて、 Trace Parser を使用したトレースの実行手順を紹介します。
注意点
- Trace Parser によりトレースを取得する際には、トレースの取得前または取得後にて、Web ブラウザーのページを更新せずに、ブラウザーセッション ID の取得 をお願いします。
- バッチサーバー上での処理はトレースに記録されませんので、バッチサーバー上での処理のトラブルシューティングに Trace Parser をご利用いただくことはできません。
検証に用いた製品・バージョン
Dynamics 365 Finance and Operations
Application version: 10.0.34
Platform version: PU58
Trace Parser を使用したトレースの実行手順
- Admin 権限を持っているユーザー
ヘッダー部分の「?」から「追跡」を選択する
- 追跡名に任意の名称を入力し、「追跡の開始」をクリックする
- 任意の操作を行い、トレースの実行を終了する際は、「追跡の停止」をクリックする
- 実行したトレースをローカルマシーンに保存する場合は、「トレースのダウンロード」をクリックする
- Admin 権限を持っていないユーザー(システムトレースユーザー権限付与済)
- 手順 3 まで同様に進める
トレースの取得が完了したら「トレースのアップロード」をクリックする
トレースのアップロードが完了すると、admin 権限のあるユーザーに送信される
アップロードされたトレースの確認手順
手順 1 と同様に進め、「追跡」のメニューから「キャプチャされたトレース」をクリックする
対象の追跡名をクリックし、ダウンロードする
ここで、権限を持たないユーザーがアップロードしたトレースを確認することができます。
参考
Trace Parser を使用したトレースの実行方法は、公式ドキュメントでも公開されています。
下記のリンクも併せてご参照ください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/dynamics365/fin-ops-core/dev-itpro/perf-test/trace-trace-tutorial
おわりに
以上、 Dynamics 365 Finance and Operations にて、 Trace Parser を使用したトレースの実行手順についてご紹介しました。
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